創業の思い Our Message

2050年、未来の日本に
サステナブルなエネルギーが潤沢にある社会を遺したい

一冊の本が人の運命を変えることがあります。
私たちも、一冊の本との出会いで大きく人生の舵を切ることとなりました。
その本とは2017年9月に発刊された『エネルギー産業の2050年 Utillity3.0へのゲームチェンジ』(日本経済新聞出版社)
U3イノベーションズの創業者である私たち2人を含む、4人の共著で生み出したものです。
自分たちで生み出した本によって、自分たちが人生の転機を迎えることになるとは、想像もしていませんでした。

この本を書くきっかけは、日本のエネルギー産業が迎える変革について、私たち二人で議論を始めたことでした。

日本のエネルギー産業が変革の時にあることは誰もが認識していたものの、何が変化を引き起こしているのか、これからどのように変化していくのか、変化の障壁は何かについて、明確に整理されたものはこの世に無かったからです。
切り口や角度を変えて議論を重ねたものの、「どうしたら良い未来につなげられるのか」というビジョンにはなかなかたどり着けませんでした。

そこで二人が訪ねたのが、日本のエネルギー業界のThought leaderとも言われる、岡本浩氏(東京電力パワーグリッド株式会社取締役副社長)と戸田直樹氏(東京電力ホールディングス株式会社の経営技術戦略研究所経営戦略調査室チーフエコノミスト)でした。このお二人の参画を得て、議論は飛躍的にビジョナリーになりました。

この議論を本としてまとめて世に出し、エネルギー産業の転換を考えている人間がいるという「のろし」を上げようということになったのは、とても自然な流れでした。

なぜなら、議論すればするほど、多くの関係者を巻き込まなければ、我々が描く未来に到達できないことは明らかだったからです。
エネルギー変革とは、エネルギーとあらゆるセクターが緊密に連携し、「社会を変えていく」ことに他なりません。
モビリティ、住宅、農業、金融・・・。
エネルギー事業に既に取り組んでいる方はもちろん、普段私たちが接点を持ちえないような、全く異なるセクターの方にもエネルギー変革に興味を持っていただくには、私たちからのろしを上げ、気がついていただく必要があると考えたのです。

共著者4人の共通の思いが 「未来の日本に、サステナブルなエネルギーが潤沢にある社会を遺したい」

所属する組織や会社とは一切関係なく、その思いだけを貫いたものであることは、本書を読んでいただければ必ず感じ取っていただけると思います。
そのおかげで、本書は、著者たちの想像を超えて多くの方に関心を持っていただくことができました。当初の私たちの狙いは十分果たせたと言えます。

ただ、私たちの思いはそこでは終わりませんでした。
これまで全く接点の無かったようなセクターの方から、講演の機会や議論の場をいただくなかで、徐々に二人の中で「ビジョンを描くだけではなく、これを実現したい」という思いが沸き上がってきたのです。
これは思いというより、衝動と表現したほうが正しいかもしれません。
あるいは、ビジョンを提示した者としての責任感に突き動かされたと言ったほうが良いかもしれません。

自分たちの描いた世界を実現するにあたっての、最大の障壁は何か。それを探ることから始めました。そして日本のエネルギーベンチャーのエコシステムがまだとても脆弱であることに気がついたのです。

私たちは、未来の日本のエネルギー産業に多様なプレイヤーが出現することが必要だと考えています。大小さまざまな事業者が、それぞれの技術やサービスを活かして役割分担をして、豊かなエネルギー産業が創出される社会を期待しているのに、今のままでは多様なプレイヤーの出現は望めません。小売り全面自由化も行われたのに、なぜなのでしょう。

そもそも日本は、スタートアップの層が薄いと言われています。
その中でもエネルギー産業は、provenな技術を求められること、規制の複雑さ、政策の不透明性などが相まって、参入障壁が高いのが現実です。

この現実から変えたいと考えてたどり着いたのが、エネルギー産業のプラットフォームとしての、U3イノベーションズの創業でした。

エネルギー政策の提言大手エネルギー事業者のコンサルティングに長年携わってきた二人にしかできない「つなぐこと」。

多様なプレイヤーをつなぎ、サステナブルなビジネスを創出する。そのことで、日本のエネルギーベンチャーのエコシステムを豊かにしていきたい。
それがU3イノベーションズのミッションだと考えています。

創業者プロフィール

創業者/共同代表
竹内 純子
Sumiko Takeuchi

経歴

慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、東京電力株式会社で主に環境部門に従事した後、独立。複数のシンクタンク、大学の客員教授、政府委員等を務める。気候変動に関する国連交渉(COP)にも長く参加し、自然保護から再生可能エネルギーの普及政策、原子力事業のあり方まで、環境・エネルギー政策を俯瞰的に捉え、現実感・現場感のある政策提言を続けている。

主な公職

  • 産業構造審議会産業技術環境分科会地球環境小委員会委員
  • 水素・燃料電池戦略協議会
  • 自動車新時代戦略会議
  • 国立研究開発法人評価委員

主な著書

  • みんなの自然をみんなで守る20のヒント(山と渓谷社)
  • 誤解だらけの電力問題(WEDGE出版)
  • 電力システム改革の検証(共著)(白桃書房)
  • 原発は“安全”か たった一人の福島事故調査報告書(小学館)
  • まるわかり電力システム改革キーワード360(共著)(日本電気協会新聞部)
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ(共著)(日本経済新聞出版社)
創業者/共同代表
伊藤 剛
Takeshi Ito

経歴

東京大学法学部卒業後、野村総合研究所株式会社に入社し、インフラ産業コンサルティング部グループマネジャーを務め、国内外におけるエネルギー分野のコンサルティングビジネスに従事する。2012年よりアクセンチュアに移籍し、戦略コンサルティング本部の素材エネルギー統括マネジング・ダイレクターを務める。国内外のエネルギー企業やメーカーを対象に、デジタル戦略やイノベーション戦略の策定・実行を支援している。日経・CSISバーチャルシンクタンク初代フェロー。

主な著書

  • 知識経営実践論(白桃書房)(執筆者として参画)
  • 進化する電力システム東洋経済新報社(共著・編者)
  • 太陽電池技術ハンドブック(オーム社)(共著)
  • まるわかり電力システム改革キーワード360(共著)(日本電気協会新聞部)
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ(共著)(日本経済新聞出版社)

著書のご紹介

創業者の竹内、伊藤が編著者・共著者として参画した『エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ』はUtility3.0という言葉を世の中に広め、エネルギー関係者の必読書となっています。

     
  • 2017年9月に日本経済新聞出版社より出版し、2018年9月時点で第8版
  • 竹内が編著者となり伊藤に加え、岡本氏*1、戸田氏*2が共著者として参画
    ✳︎1 東京電力パワーグリッド株式会社副社長
    ✳︎2 東京電力ホールディングス株式会社チーフエコノミスト
  • 「第38回エネルギーフォーラム賞優秀賞」を受賞
  • 経営共創基盤 代表取締役CEO 冨山和彦氏 推薦