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【プレスリリース】U3イノベーションズとLIFULLが、完全オフグリッド環境の生活実装を目指したリビングラボプロジェクトを開始

社会インフラ領域のイノベーション推進と新産業創出を目指すU3イノベーションズ合同会社(本社:千代田区、共同創業者・代表取締役:竹内純子、伊藤剛 以下、U3I)は、株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上高志、東証第一部:2120 以下、LIFULL)と合同で、エネルギーや水など既存のライフラインに依存しない完全オフグリッド環境の生活実装を目指した「リビングラボプロジェクト」を開始しました。

本プロジェクトでは、自宅やオフィス等の場所に縛られないライフスタイルの実現を目的としたLivingAnywhereを実践するためのLIFULLが運営するコミュニティの一拠点「LivingAnywhere Commons八ヶ岳北杜」(以下、LAC八ヶ岳)を研究・実装フィールドとして活用します。また、自律分散型テクノロジーの集積を目的に、自律分散型テクノロジーを持つスタートアップや大企業、大学・研究機関等と、スポンサーおよび将来的な事業化に向けたパートナーとなる企業を募集します。

 

■本プロジェクトの背景

人の生活においてエネルギーや水などのライフラインは欠かせないものである一方、それらは人が住む場所を選ぶ上での制約になっているとも言えます。コロナ禍において、三密を回避しながら楽しめる「グランピング」や、リモートワークが当たり前となったことで現実的な選択肢となりつつある「多拠点生活」など、新しいライフスタイルがトレンドになっていますが、それらもライフラインの有無に大きな制約を受けています。さらに、過疎化する地方においては、ライフラインの維持そのものが困難になりつつあります。

2009年をピークに人口減少社会に突入している日本において、部分的に大規模集中型のインフラから人口集積を前提としない自律分散型のインフラへの置き換えを進めることで、より持続可能なライフラインを形成していくことが求められています。

本プロジェクトでは、エネルギーや水、廃棄物処理などのインフラ領域における自律分散型テクノロジーを集積し生活実装を進めることで、ライフラインに制約を受けない、より自由なライフスタイルと地域社会の持続可能性の実現を目指します。

 

本プロジェクトの概要

1.自律分散型テクノロジーの集積

既存のライフラインに依存しない完全オフグリッド環境での生活を可能にする技術・商品・サービスを、スタートアップ、大企業、大学・研究機関などから幅広く募集します。2021年内にU3Iが開催予定のピッチイベントに応募いただいた中で本プロジェクトの趣旨と合う技術・商品・サービスを持つ団体とは、2022年以降の実証実験ならびに事業化に向けて協業検討を進める予定です。

《募集対象となる自律分散型テクノロジーの例》

 

2.LAC八ヶ岳における生活実装

ピッチイベント等で選定された技術・商品・サービスは、LIFULLが運営するコミュニティの一拠点であるLAC八ヶ岳に実装した上で、実生活に基づく実証実験を行います。

2022年以降、一定期間ここで実際に人が生活することで、完全オフグリッド環境での生活の技術的な実現可能性に加えて、経済性、自律性、満足度の各視点での検証を行う予定です。

LivingAnywhere Commons八ヶ岳北杜》

 

今後の展開

1.スケジュール

2021年10月        自律分散型テクノロジーの募集開始

2021年12月        ピッチイベント開催および選定結果発表

2022年1月          LAC八ヶ岳への実装完了と実証実験開始

2022年3月          実証実験結果発表

2022年4月          事業化に向けた検討開始

 

2.募集対象企業・団体

  • 自律分散型テクノロジーを持つスタートアップ、大企業、大学・研究機関等

既存のライフラインに依存しない完全オフグリッド環境での生活を可能にする技術・商品・サービスを持つスタートアップ等を幅広く募集します。(2021年内のピッチイベントに関する正式な募集は別途公開予定)

〔例〕分散型エネルギーシステム、飲料水生成、生活排水処理、廃棄物処理、トイレ・汚水処理、食料生産、空調等住環境の最適制御、等

 

  • コアパートナー企業(協賛金480万円〜)

本プロジェクトのスポンサーおよび将来的な事業化に向けたパートナーとなる企業を募集します。2022年3月末迄の活動に対して協賛金を拠出いただく代わりに、本プロジェクトで得られた知見やスタートアップ等とのネットワークを共有します。また、本プロジェクトでの実証実験を踏まえた2022年度以降の事業化に際しては、事業パートナーとしての協業を検討させていただく予定です。

〔例〕電力会社、都市ガス会社、LPガス会社、鉄道会社、不動産会社、住宅メーカー、ホームビルダー、その他の事業会社、地方の生活・インフラを担う企業、等

 

  • お問い合わせ先

応募のお申込みおよび募集に関するご質問等については以下にお問い合わせください。

U3イノベーションズ合同会社 担当:川島

Web:https://u3i.jp/contact/ メール:takeshi.kawashima@u3i.jp

 

■U3イノベーションズ合同会社について(URLhttps://u3i.jp

U3イノベーションズは、エネルギーを中心とする社会システム領域に特化して、スタートアップと共にイノベーション推進と新たな産業創出を目指す実践者集団です。私たちが実現したい新しい社会システム(Utility3.0)の担い手になると期待されるスタートアップに対する投資やCxOの派遣、環境エネルギーイノベーションコミュニティを通じたスタートアップ・大企業・アカデミアによるイノベーション創出、自社を中心としステークホルダーを巻き込んでの事業開発など、さまざまな手段を通じ、実践者として「一人ひとりが多様な価値を実現できる、持続可能な世界。」の実現に挑戦しています。

多様な価値観を包含する持続可能な未来を実現するため、エネルギー供給を超えた新しい社会システムであるUtility3.0というコンセプトを初めて世に示した、2017年出版の「2050年のエネルギー産業 Utility3.0へのゲームチェンジ」。この書籍の共著者である竹内純子、伊藤剛の2人により、U3イノベーションズは2018年に創設されました。

 

株式会社LIFULLについて (東証第一部:2120URLLIFULL.com/

LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。

現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、主要サービスである不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。

 

LivingAnywhere Commonsについて

LIFULLが運営するLivingAnywhere Commonsは場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere)をともに実践することを目的としたコミュニティです。

メンバーになることで、日本各地に設置したLivingAnywhere Commonsの拠点の共有者となり、仲間たちと共生しながら、自宅やオフィスにしばられないオフグリッド生活を体感、理想のLivingAnywhereを実現するための技術やアイデアを共創していく、刺激に満ちた環境に身を置くことができます。

Webサイト https://livinganywherecommons.com

<拠点一覧>

岩手県・遠野 / 岩手県・花巻 / 宮城県・石巻 / 石川県・能登珠洲 / 福島県・会津磐梯 / 茨城県・つくば / 茨城県・ひたちなか / 東京都・高尾 / 山梨県・八ヶ岳北杜 / 山梨県・富士吉田 / 長野県・信州乗鞍 /静岡県・伊豆下田 / 和歌山県・和歌山 / 岡山県・津山 / 岡山県・真庭 / 香川県・三豊 / 徳島県・美馬 / 福岡県・田川 / 福岡県・唐泊 / 鹿児島県・屋久島 / 沖縄県・うるま /